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						堅い木で苦しんでいます | 
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						 最近EV絡みで自動車ディーラーに行くことが多い. そこで納車前点検を受ける2トントラックの荷台に目がとまった. この木,気に入った. これで玄関ドアを作ろう. これが苦しみの始まりだった. アピトンという南国生まれのこの木は,繊維状の肌が美しい. それだけしか考えなかった. 材木店に行って尋ねると,そんな木は扱ってないと,東京木場の製材屋を紹介された. 電話注文して受け取りにいくと,僅かな量なのにフォークリフトが登場. 異常に重たいのだ. 軽トラに積んで何とか持ち帰った. 鉄のように堅く真水には浮かばない ・・・とんでもない木である. だからトラックの荷台に使うのだ. 指定したサイズに切り出してもらったのだから後戻りは出来ない. ドアノブの穴を開けようと,ちょっと上等な刃物を用意するも,歯が立たない. 温度が上がれば鉄が変質する恐れがあるし発火したら危険と気にするが,アピトンはほんの少し焦げただけ. 少し削っては冷やし,2つの穴を開けるのに,半日以上かかってしまった.  | 
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						 何とか段を付け,次は丁番だ. 職人さんの真似をしても技量の差は歴然. だから文明の利器の力を借りる.  | 
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						 いくらアピトンが丈夫とは言え,無垢板だから反りが心配. こんな木に反りが生じたら,丸ごとオシャカにするしかない. 対策として丁番部以外を3枚仕立てにして10mmのボルト14本で結合し,ソリが出たら修正できるようにした. 普通は柱に扉をネジどめするが,重量級のドアだから作業台の上で位置関係を出して結合することにした.  | 
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						 普通は開口部に合わせてドアを作るがアピトンだから開口部を少し広くつくり,ドアに合わせて家を造ることにした. なんたってシロウト,大工さんのようにはいかない.  | 
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						 無事取り付け状態の確認ができた. この後取り外して丁番部などに堀を入れたのち再び取り付け,別に作ったアピトンパネルを表裏にボルト留めして扉は完成となる予定.  | 
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								今日はここまで 
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