無軌条電車通信

2025-05-05
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トルク特性


無軌条電車通信はずいぶん間が開いてしまいました. 今日は内燃機関と電気モーターのトルク特性の違いについて話をすすめます.

まず内燃機関を搭載する自動車は,通常停車中でもエンジンは回転したままで,この状態をアイドリングと言います. 遅い,速いは別として,ピストンの中では常に爆発が繰り返されているのです. そして内燃機関のパワーは,爆発する回数によって決まります. シリンダ内で火が燃え広がる速度(火炎の伝搬速度といいます/学校で習いました)はほぼ同じなので,内燃機関が最大のパワーを発生するのは,毎分2000回転から4000回転の間です. ですから内燃車が加速する時のエンジン回転がこの範囲になるよう自動(もしくは手動)で変速させるのです.

一方電気モーターは,停車状態から起動する時に最大トルクを発生し,回転が上昇するにつれトルクは減少します. だから自動車にしろ電車にしろ,運転時に想定される最大速度を想定したギヤー比とするのが普通です. 電車がスタートして元気が良いのは精々60km/h辺りまでで,あとはジリジリ速度をあげて想定した最高速度でつりあいます.

EVに乗りはじめて1年経ちましたが,最初は内燃機関と同じ接し方をしていました. しかし最近ではトルクを意識するようになり,運転が変わりました. スタートが気持ちよいのですから街のりのストレスがなく,普段使用にはEVが相応しいと思うようになりました. とりとめのない読み心地で申し訳ありません.
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